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食べない人ほど痩せにくい

皆さん、こんにちは!

BodyStoic名古屋店パーソナルトレーナーのHIROです。

 

カロリーというのは食品を燃焼させた時に放出される熱量
のことを言います。
簡単に言うとエネルギーの単位なんですけど。

僕たちは食べ物を口にしたら胃に入り、分解し混ぜ合わされて
ゆっくりと小腸に運ばれます。
そして小腸・大腸と運ばれていく時に体のいたるところに
栄養として吸収されて、残ったものは便として排出されます。

3大栄養素のBefore/After

ここで簡単に栄養素のお話をします。

3大栄養素とは
タンパク質
脂質
炭水化物
となっています。

これらは体内に入ると別のものに変わります。
タンパク質→アミノ酸
脂質→脂肪酸
炭水化物→糖
に変わります。

アミノ酸は体の組織をつくったり修復したりするのに使われて、
余ったものは蓄積されます。

脂質は直接体内に摂り込まれ、炭水化物は糖に分解されます。
これらの3大栄養素はどれも体内のエネルギーを供給するものなのだが、
代謝過程は大きく違います。

何故かと言うと、栄養素によって刺激されるホルモンや
消化酵素が異なるからです。

エネルギーの収支バランスは常に保たれる

甲状腺・副甲状腺・交感神経・副交感神経・呼吸機能・循環機能
肝臓・腎臓・胃腸と体の様々なところがホルモンによってコントロール
されています。

体脂肪も例外ではなくて、
人間には体重をコントロールするためのシステムがいくつもあるそうです。

脂肪が蓄積するのは、実はエネルギーの分配に問題があるとされています。

エネルギーがどう消費されるかはホルモンによって自動に行われているため
僕たちが意識的にコントロールできるのは運動でエネルギーを消費することだけです。

脂肪の蓄積にはこれぐらい、骨の形成にはこれぐらいとエネルギーの
振り分けは自分で決めることが出来ないため、代謝過程を計測することが出来ません。

ホルモンによって消費されるエネルギーは計測出来ないために
消費カロリーは摂取カロリーに関係なく一定であると位置づけて
しまっているのです。

だが実際は摂取カロリーを急激に減らしてしまうと
体はバランスを取ろうととして消費カロリーも急激に減らしてしまうため
体重の減少には繋がらないのです。

リバウンドはなぜ起こるのか?

摂取カロリーを元に戻せば、すぐに消費カロリーも戻るのかというと
そうではないみたいです。

ある被験者がダイエットを試みて一日2000kcalの食事をして、2000kcalの消費を
していたとします。
医者の勧めでカロリー制限をして、食事量を減らし、低脂質の食事を心がけ
一日に摂る摂取カロリーを500kcal削減しました。

するとすぐに被験者のエネルギー消費量も500kcalかそれ以上
落ちます。
それでもダイエットを続けていると最初は体重が落ちていくが、
そのうちに横ばいになり食事制限していたにもかかわらず変わらない
体型に嫌気が差してダイエットをやめてしまい、一日の摂取カロリーを
元の2000kcalに戻しました。

しかし、消費カロリーは1500kcalに落ちてしまっているので
あっという間に被験者の体重は元に戻ってしまいます。
それどころか以前よりも太ってしまうということが起こります。

これがリバウンドの仕組みです。

まとめ

体重が減ると2つの反応が起きます。

1つ目はエネルギー総消費量が減少し、それがずっと続く。

2つ目はホルモンの働きにより失った体重を元に戻そうとして
強く空腹感のサインを出します。

よってカロリー制限をすると代謝機能が弱まり、空腹感が増す
ということになる。
カロリー制限でダイエットをするということは過酷なうえに
意味がないということを受け入れなければなりませんね。

では、どうすればいいのか?
今後もそこをしっかりと正しい知識で考えていかなければ
なりませんね。