筋トレが高血圧を改善する

2018/11/02

皆さん、こんにちは！

BodyStoic名古屋店パーソナルトレーナーのHIROです。

段々と寒くなってまいりました。

寒くなってきたこの時期、特に気をつけていただきたいのは
高血圧の人です。

高血圧の方はよくご存知だと思いますが、お医者さんからも
注意されますよね？

そこで今回は高血圧改善に筋トレが良いよというお話をしたいと
思います。

高血圧とは

高血圧とは読んでその名のごとく血管に高い圧力が
かかっている状態です。

上の血圧（収縮期血圧）が140以上、下の血圧（拡張期血圧）が90以上が
高血圧となります。

心臓はポンプのように収縮と拡張を繰り返し、血液を身体の隅々まで
送っています。

この時、慢性的に血管に高い圧力がかかっていると、血管の内側の細胞に
ストレスがかかり傷ついたり、柔軟性がなくなり固くなって動脈硬化を引き起こし
破れやすくなったりします。

それが脳で起これば脳梗塞、くも膜下出血など起しますし、
心臓で起これば心筋梗塞、狭心症など
また血圧が高いと腎臓にも負担がかかります。
慢性腎臓病になれば脳卒中や心疾患による死亡率も高まることが
分かっています。

高血圧を放置しておくとかなり危険なことが起こりますね。

寒い冬などに高血圧の人は気をつけてくださいと
言われるのは、人は寒さを感じたりすると体温を上げるために血管を収縮させます。

この時、血圧が上がります。

正常の方は問題ないのですが、高血圧の人は普段から高い上に
さらに血圧が上昇するということで危険だということです。

また寒くなってくると屋外に出ることが億劫になり
運動不足により体重が増えることも血圧を高める要因になります。

メタボリックシンドロームを構成する危険因子のうち、
最も多く見られるのが高血圧です。

高血糖、脂質代謝異常などで動脈硬化を促進させている上に
高血圧では目も当てれません。

高血圧を改善させるのにもっとも効果的だと医学的に
推奨されているのが有酸素運動です。

主に軽いジョギングやウォーキングを行うことで血圧が低下する
効果が示されています。

ですが、これまでもお伝えしてきているように有酸素運動を
慢性的に行なっていると筋肉の減少を招いてしまいます。

筋肉が減るということは太りやすい身体になってしまうということです。

肥満と高血圧、両方を一度に改善させるには・・・

筋トレです。

実は筋トレも行うことで血圧を低下させるのに一定の効果が
得られているというエビデンスが報告されています。

アラバマ大学の研究では高血圧の被験者に対して
筋トレを行い、血圧を５mmHg下げることを示しました。
この５mmHgの血圧低下には高血圧により心筋梗塞のリスクを５％
脳卒中のリスクを８％、死亡率を４％低下させたとして筋トレには
血圧低下に効果があると言って良いとしたようです。

ちょっと血圧が高めだなと思っている方、本格的な寒さが来る前に
準備しておいたほうが良いかもしれませんね。

またこの時期は忘年会などで飲む機会も増えていきます。

アルコールや喫煙なども高血圧につながる要因はありますので、
十分に気をつけていただきたいと思います。

しかし、筋トレって本当に素晴らしいですね！
身体もカッコよくなるし、健康にもなるし、メンタルも強くなるし
仕事もできるようになるし、

ただ高血圧をよくしたい、肥満を治したい
そんな一つひとつを変えることじゃなくて、人生そのものを
今よりも１ランク、いやもっとずっと良いものに変えてくれるものです。

是非、筋トレを生活の中に入れていただきたいと
思います！