近年、スポーツ科学の分野では従来わからなかった筋肥大や筋力強化のメカニズムが解明されつつあります。

筋肉は、数千から数十万本という筋繊維が束になって形づくられています。

筋肥大は、その筋繊維の一本一本を大きくさせていくことで生じます。

筋繊維はアクチンとミオシンと言った筋タンパク質からできており、筋繊維の肥大は筋タンパク質の合成によってもたらされます。

筋タンパク質は常に「合成」と「分解」を繰り返しており、普段は食事などで十分な栄養を取ることで

合成と分解が均一に保たれて、筋肉量を維持することができています。

しっかりとした食事をして運動を行えば、筋タンパク質の「合成」が「分解」を上回り、筋肉は大きくなっていきます。