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脳腸筋相関関係

皆さん、こんにちは!

BodyStoic名古屋店パーソナルトレーナーの髙橋です。

 

脳神経には12対の神経からなっており、嗅神経、視神経、動眼神経、

滑車神経、三叉神経、外転神経、顔面神経、内耳神経、舌咽神経、迷走神経、

副神経、舌下神経となってますよね。

その中でも第10神経の迷走神経は脳神経でありながら、頭部、頸部にとどまらず、

胸部、腹部(骨盤は除く)のすべての内臓に繋がっています。

 

腸にもこの神経細胞が集まっていて、腸内で分泌されるホルモンなどが

脳に働くということで【脳腸相関】という関係にあります。

脳腸相関で引き合いによく出されるのがパーキンソン病をめぐるエピソードなどですが、

パーキンソン病は手足の震えや歩行障害といった運動症状があらわれる難病ですが、

その患者の大半が便秘であるということは周知の事実です。

今まではパーキンソン病による運動の低下が起こり

便秘になっていると思われていたのですが、最近の研究結果では腸管の神経叢に

便秘からパーキンソン病の発症する変化が現れ、それらが神経伝達で

脳に波及していくとも考えられています。

 

また、ここからはエビデンスとなる資料があるわけではなく

僕個人が考えていることですが、無理なこじつけでもなんでもなく

脳と密接に関係あるのは何も腸だけではなく、筋肉も脳からの司令で動いているわけなので、

腸ーーーー脳が繋がっていて、脳ーーーー筋が繋がっているならば、

腸ーーーー脳ーーーー筋という繋がりが当然、見えてくると思います。

 

腸と筋とで見てきましたが、腸だけでなく内臓と筋肉とは、そういった神経での繋がりは

もちろんのこと、もう一つ筋膜といった繋がりからもみてとれます。

簡単に言うと筋膜は、全身を包むウェットスーツのようなもので、

皮膚の下に、ぴったりとしたボディースーツを着ているのを想像してみてください。

自由に伸び縮みして、どこも引っかからないスーツであれば気持ちよく

動けるのですが、シワになったり水分が失われてゴワゴワになったり、癒着などを

起こしてフィットしなくなってくるのです。

 

フィットしないだけでなく、癒着などから引っ張りなどが起こり、

遠く離れた箇所にコリや痛みなどの症状を引き起こしたりもします。

さらに筋膜は筋肉だけでなく、骨や内臓、血管、神経までも包み1つに

まとめて形作っているので、筋膜から腸、腸からそして脳へと全てが繋がり

上手くバランスを取っているのです。

 

腸は免疫を司っている器官でもあります。風邪を引きにくくする、

体調を整えるのはもちろんダイエットにも深く関係しています。

腸内環境を整えることが日常を、より活発に、より生き生きとしたものに

する最善の方法です。

そのために食事からのアプローチ、筋肉からのアプローチと様々な方法で

腸内環境を整えていきましょう。