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1つの筋肉にこだわらないで

皆さん、こんにちは

BodyStoic名古屋店パーソナルトレーナーの髙橋です。

 

先週の記事、固い体をなんとかしたいでも触れましたが、

体が固い人に限って、1つの筋肉にこだわってストレッチしていませんか?

 

体が柔らかい人は1つの筋肉だけストレッチするのではなく、

様々な筋肉のストレッチを行っています。

 

実はこれは非常に大事なことで、ちゃんと解剖学的な意味があります。

 

1つの筋肉にこだわらない

筋肉は他の筋肉と筋膜を介して、繋がりながら存在しています。

互いに影響し合っているため、1つの筋肉が固まれば、その繋がりのある

筋肉も固まってしまうことが多いです。

つまり、1つの筋肉をストレッチなど施しても効果は薄いです。

 

繋がっている筋肉は作用がある

筋肉には一つひとつ作用があります。

「主働筋」と「拮抗筋」

「内転と内旋」、「外転と外旋」などがそれに当たります。

伸ばされる筋肉と縮む筋肉とそれぞれ繋がっているからこそ

反対の作用をする筋肉があるということを理解しなければなりません。

 

例えば、「内転筋」をストレッチしたいと思っていても

ただ内転筋を伸ばそうとしても、その拮抗筋である臀部の筋肉が

しっかりと収縮しなければその反対の内転筋は上手く伸びてくれません。

 

筋膜や骨で繋がっている

例えば、大胸筋は指まで繋がっていますが、筋膜では腹直筋を

介して太ももまで繋がっていたりします。

 

また鎖骨を見てみると、鎖骨は大胸筋と繋がっていますが、

胸鎖乳突筋という首の筋肉にも繋がっています。

さらにはそこから僧帽筋と肩の筋肉まで繋がっています。

つまり、肩をほぐすには鎖骨周りの大胸筋をほぐすことで鎖骨がスムーズに

動くこととになり、肩こりなどの改善に繋がるということです。

 

これらの繋がりや作用をしっかりと理解して、それに見合った方法を

的確に行うことで最大限の効果を体感できるようになると思います。