ブログ

ブログ

体重を減らすにはカロリー制限するのがいいとされている5つの間違い

皆さん、こんにちは!

BodyStoic名古屋店パーソナルトレーナーのHIROです。

 

カロリー幻想という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
【摂取カロリー】ー【消費カロリー】=【体脂肪】という等式が
生み出す誤解をカロリー幻想と呼んでいます。

カロリーに関する正しい知識をinputしていきましょう!

食べた分だけ太るって何が間違いなの?

ダイエットには絶対的な法則があると言われている。
それが、〈摂取カロリー〉−〈消費カロリー〉=〈体脂肪〉です。

痩せたければ食べる量を減らしたら良い

これが世間一般で信じられている定説です。
しかしながら、食事量を減らしても一向に痩せない人もいるのも事実。

すべてのカロリーが太る原因ではないということを学びましょう。

間違いその1 基礎代謝率は一定である

筋肉を増やして基礎代謝を上げましょうとよく目にするのですが、
はたしてこの基礎代謝というものに対してどれ位の人が正しい知識を
持っているのでしょうか?

基礎代謝とは運動以外で消費されるエネルギーのことなんですが、
実は体全体の消費エネルギーの計算は複雑で一定ではありません。

基礎代謝量、食事による熱発生効果や、非運動性熱産生、運動後過剰酸素消費量
これに運動によって消費されたものをすべて足したものが「総エネルギー消費量」
と言われており、この数値は摂取カロリーや他の要因で人によっては
50%も前後すると言われています。

こんなにもあやふやな数値ではもはや上記にある等式が成り立っているとは
思えません。

間違いその2 摂取カロリーと消費カロリーの相関性はない

摂取カロリーと消費カロリーは別々のものであると思われているが
そうではない。

摂取カロリーが30%減少すると、消費カロリーも30%減少するといった
ように摂取カロリーの減少は消費カロリーの減少を招くという
実験データが出ています。

摂取カロリーと消費カロリーはお互いに影響し合っており、
それは体重の減少を最小限にしようとする人間の本来備わっている仕組みなのです。

間違いその3 どんなカロリーも同じカロリー

体重の増加に影響する唯一の変数が「カロリーの摂取量」だとすると
どんな食べ物でもカロリーこそが問題だということになる。

だから巷ではカロリーオフ、カロリーカットが大変多く
叫ばれているのだが・・・

ではオリーブ油のカロリーと砂糖のカロリーでは同じカロリーの
作用を促すかと言うと、そうではない。

砂糖は血液中のブドウ糖の濃度を高めて、すい臓にインスリン
分泌を促すがオリーブ油は小腸から吸収されて肝臓に運ばれても
血液中のブドウ糖やインスリンが増えることはない。

まったく異なる代謝やホルモン反応を引き起こします。

間違いその4 体脂肪の増減は調節できない

食べればそれだけ太ると思い込んでいた私たちは
摂取カロリーを減らそうとなってしまいがちです。

しかし、そもそも体内の働きはすべてホルモンによって調節されています。

体温は「甲状腺刺激ホルモン」によって調節されているし、身長は
「成長ホルモン」、血糖値は「インスリン」「グルカゴン」などの
働きにより調節されいます。
他にも「テストステロン」「エストロゲン」などたくさんのホルモンが
活躍して体を動かしています。

その中で体脂肪の増減を調節するホルモンも確認されています。
〈レプチン〉〈ホルモン感受性リパーゼ〉〈リポタンパク質リパーゼ〉
〈アディポネクチン〉などは体内の脂肪量を調節する重要な働きをしている
ということが分かっています。

これらのことから過剰に摂取したカロリーが
体脂肪の増加を促しているのではなく、体脂肪の増減を司っている
ホルモンの異常が深く関係している言えます。

間違いその5 自分の意志で摂取カロリーをコントロールしている

お腹が空いて食べたいと思ったり、お腹がいっぱいになって
もう食べるのをやめようとするのは基本的には自分の意識で
決定していると思っているが実は違っていたりする。

実際には食べたいと思う気持ちも、食べたくないという気持ちも
複雑に絡み合ったホルモンの働きによって決定付けられていたりする。

ホルモンによって出される空腹のサインによって食べることを決定し、
満腹のサインによって食べるのをやめようとする。

ホルモンが摂取カロリーや消費カロリーをコントロールしているならば
肥満はカロリーの摂り過ぎが原因なのではなく、
こちらもホルモンの異常によって引き起こされていると考えられます。

まとめ

太る根拠として挙げられていたカロリーですが、すべてがカロリーだけではない
ということがお分かりいただけたのではないでしょうか?

それでは一体何が肥満の原因なのか?
もう一度、しっかりと考えていかなくてはなりませんね。