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基礎代謝向上の本命は?

皆さん、こんにちは!

BodyStoic名古屋店トレーナーのHIROです。

 

筋肉を増やして基礎代謝を上げましょう!ってよく聞くと思いますけど
基礎代謝って何か知っていますか?

ここでは基礎代謝の基本的なこと、そして基礎代謝を上げるために
必要な知識を知っていただきたいと思います。

基礎代謝とは?

基礎代謝とは私達が生きていくために必要な最低限のエネルギーのことを言います。

1日の総消費エネルギーの中で基礎代謝は70%使われており、残りの30%が
活動代謝です。

活動代謝という言葉で分かると思いますが、基礎代謝とは何もせずじっとしていても
生命維持のために自動的に行われている活動で必要なエネルギーのことなのです。

ここがすごく重要なので、しっかりと覚えておいて下さい。

よくある間違い

冒頭にも書いた、「筋肉を増やして基礎代謝を上げましょう!」
ということなんですけど、

実はこれは正しくありません。

筋肉を増やしても基礎代謝が上がるのはほんの少しです。

この場合の筋肉は骨格筋の事を指しているのですが、基礎代謝とは
先程も書いたように安静時、じっとしている時の活動エネルギーです。
骨格筋は特に活動時、身体を積極的に動かしている時にエネルギーを消費しますので、
安静時の消費エネルギーは筋肉量が増えてもあまり変わらないのです。

骨格筋が増えていなくても運動を行えば、筋肉が活性化され血行が良くなり
体温が上がることでエネルギー発散が多くなります。

ですから筋トレをすることで直接的に基礎代謝の向上効果があるというのは
言えません。

ただ筋トレは基礎代謝を上げること以外のメリットが多いですし、
間接的に基礎代謝も上げることになりますので、筋トレは絶対にやるべきです。

基礎代謝に占めるエネルギー量の割合

骨格筋のエネルギー消費割合は全体で最も多い22%です。

これを聞くと「じゃあ、やっぱり筋肉を増やせばいいんじゃないの?」と
なるのですが、骨格筋以外が占める割合は残りの78%です。

そのうち肝臓、心臓、腎臓の主要内蔵の割合は38%です。
実に骨格筋の約2倍近くあります。

基礎代謝向上の本命

骨格筋よりも消費エネルギー量の割合が多い、主要内蔵筋。

内臓は主に消化・吸収時における蠕動運動等によりエネルギーを消費しますが、
これらは自律神経によりコントロールされており、安静時・睡眠時に関係なく
24時間活動し続けています。

22%の割合の骨格筋は活動代謝のときに多くのエネルギーを消費しますが、
それよりも割合が多い内臓筋は24時間、消費し続けているわけですから、
基礎代謝を上げるには内臓の活動を正常化し活発にすることが早道と言えます。

まとめ

総消費エネルギーの70%を占めている基礎代謝。

その基礎代謝を上げるためには内蔵活動の正常化が第一です。

それにはしっかりと運動をして、健康的な生活による代謝、血行の促進
自律神経の正常化がすごく重要です。

この知識がまずは根幹にあって、
そこから運動は何をしたらいいのか? 食事はどうしたらいいのか?
血行を良くするには? 体温を上げるためには?
自律神経を整えるために睡眠はどうしたら良いのか?

といったことが明確になっていくと思います。