皆さん、こんにちは!
BodyStoic名古屋店パーソナルトレーナーのHIROです。
皆さんは歩いてる時、意識して歩いていますか?
ほとんどの方が無意識で歩いていると思うんですけど、
意識してなくても歩けてしまうから、変な歩き方になっていたり
痛みが出ている時でもどこに原因があるのかということが
分からないままでいると思います。
圧倒的に知識が足りてない人が多いのですが、実は
身体を診ている専門的な方でも間違った知識をそのままにしている人も
多いのです。
そんな人が平気でクライアントさんに指導してたりするので怖いですよね。
例えば、歩くということに関しても間違った知識でいる方が
ものすごく多いです。
先日、身体の動かし方にまつわるセミナーで主催者側のスタッフの方で
トレーナーでもある方にセミナー終わりでお話する機会があった時に
歩くということに関して、真顔で脚を上げる為の筋肉を鍛えるアプローチを
していると仰られていました・・・
歩くのに脚を上げる筋肉???
思わず、「あなたは歩く時に脚を上げて歩いているんですか?」と
尋ねてしまいました。
行進などで足並み揃えて脚を上げて歩いているのは見たことがあるのですが、
普段、そんな脚を上げて歩いている人など見たことが無いですからね。
ただ、こういった認識の方は本当に多くて、
なぜなら身体の仕組みを学ぶに当たって多くの方が解剖学書から
学ばれるからなんです。
解剖学というのはいわゆる死体を解剖して分かったことを記したもの。
動いていないものを研究した教科書なんですね。
なので、歩くといった動作に対して死体を動かしてみたところ
膝を上げてる状態にしたら歩いている格好に見えたものだから、
そこに付いてる筋肉の作用は・・・となって、
解剖学書からしか学んでない人は歩く時に脚を上げて歩いているという
答えになってしまうということなんです。
でも、実際に生きてる僕たちはどうのように歩いているかと
自分の身体に意識を向けて感じてもらえれば、すぐに分かると思いますが
脚を上げて歩いてないことに気づくはずなんです。
トレーナーの方は教科書だけじゃなくて、実際の自分の身体というものに
もっと向き合っていただきたいですね。
そうすれば歩行に支障きたしている方に対してのアプローチで
一辺倒に脚の筋肉鍛えましょう!お尻の筋肉鍛えましょう!と
馬鹿なアドバイスをクライアントさんが聞かなくて済みますからね。
ただ筋肉を闇雲につけるだけのトレーニングなんてしてないで、使える身体を
クライアントにお伝えできる知識を身に着けましょう。
機能的な身体にこそ美しさがあり、健康な身体を皆さんにお届けできる
トレーナーさんがもっと増えたら良いのになと思います。