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急激に痩せることの弊害とリバウンドの基礎知識

皆さん、こんにちは!

BodyStoic名古屋店トレーナーHIROです。

 

急に朝晩寒くなりましたね。

秋が近づいて来てます、食欲の秋

ダイエッターには危険な季節ですね(笑)

そして、もう一つ
ダイエッターが気をつけなきゃいけないのはリバウンド

今回はそのリバウンドについての基礎知識を
書いていこうと思います。

ホメオシスタス

「生体恒常性」とも呼ばれ、私達は内部や外部の環境が変化しても
状態を一定に保たれるようになっています。

私達の身体や脳にはそういったシステムが備わっているのです。

例えば、「最近、太ってきたな…。」そう思って、
結婚式や海水浴などのイベントを目標にしてダイエットを始めたりします。

それはそれで良いのですが、目前に迫ったイベントのために
短期間で結果を求めようとすると食事制限で摂取カロリーを減らす方法がとられがちです。

しかし、人の脳というのは長期間維持されてきた体重を記憶しており、
短期間で体重が減ったり増えたりすると無意識に元に戻そうとする
メカニズムになっています。

体重の減らし方が急激であればあるほど、その反動で
元に戻る作用も強くなるというのがリバウンドの大きな要因でもあります。

本当の意味でのダイエットを成功させたいのなら、短期間で急激に痩せるのではなく、
脳が変化に気づかないぐらい徐々に体重を減らしていくという事が大事になってきますね。

急激に体重を落とす弊害とは

無理な短期間でのダイエットでは、本当に落としたいのは脂肪なはずなのに
食事制限などで落ちるのは筋肉です。

また本来、人間は飢餓状態のときに
エネルギーが枯渇しないようにするため、脂肪を貯蔵するわけです。

当然、脂肪が燃えにくい身体になっています。
すると余計に筋肉をエネルギーとして消費していってしまいます。

しばらくして食生活を戻した時には脂肪を溜め込みやすい身体になっている上に、
筋肉が減ってしまっているので、ますます痩せにくい身体になるという事です。

摂食中枢と満腹中枢

ダイエットにおいて運動と食事制限を並行に行う事は大変有効です。

運動はあまりしたくない、運動する時間が中々取れないといった方にとっては
食事制限のみのダイエット法に頼りがちですが、
極端な食事制限で栄養不足が続くと、脳が交感神経反応を低下させ、
消費エネルギーを節約しようとするシステムが働きます。

また満腹中枢の反応を鈍らせて、食べたいという欲求(摂食中枢)
強い状態を作りだします。

極端な食事制限は【食欲旺盛状態】と【燃費の良い体質】を招いてしまいますので、
適度な運動とバランスの良い食事を心掛ける事が健康的なダイエットを
継続的に行う秘訣なのです。

糖新生

体内が飢餓状態に陥った時、身体は貯蔵されたグリコーゲンや
体脂肪でまかなうと同時に筋肉を分解してエネルギーを作ります。

これが糖新生と呼ばれるものです。

運動を行わず極端な食事制限を行うと、この糖新生を繰り返され
身体全体の筋肉が減っていきます。

そうなると同じ動きでも消費エネルギー量が以前より少なくなり、
基礎代謝も低下していきます。
いわゆる「太りやすい体質」の完成です。

体重が減ったと喜んでいても、以前より少ない食事量なのに
なぜか太り始め、そのうち体重は元通りに。

鏡で見れば同じ体重なのに見た目は以前よりブヨブヨな
醜い身体(筋肉が落ちて締まりのない身体)になってしまうという
恐ろしい結果を招いてしまいます。

まとめ

リバウンドの基礎知識を書いてきました。

リバウンドを防ぐためには無理のない食事でしっかりと必要な栄養素を
摂取していただき、摂食中枢の反応と糖新生を適正に保つことが重要です。

毎日の食事ではGI値などを参考に太りにくい食材を選び、
積極的に運動することを心がけてストレスのないダイエットすることが
大事です。