皆さん、こんにちは!
BodyStoic名古屋店パーソナルトレーナーの髙橋です。
皆さんが何気なくなんの意識もせずに繰り返し行っている呼吸。
実はこの呼吸には様々な方法や、その方法によって効果の違いなどがあります。
筋肉には自分の意志で動かせる随意筋と、自分の意志とは関係なく動いている不随意筋とが
あります。
内臓のほとんどが不随意筋であって、自分の意志では動かせないのですが、
内臓にあって唯一、自分の意識で動かせる横隔膜は自律神経とも深い関係があり、
しっかり動かしてあげることでより良い身体の動かし方ができるようになります。
みんな知らない様々な呼吸法の効果
呼吸というとヨガやピラティス、体幹トレーニングなどでは特に
意識されながら行うことが多いのですが、それらのトレーニングによっても
それぞれが違った呼吸法を用いています。
胸式呼吸
吸う時は肋骨を押し広げるように、吐く時は肋骨を内側に絞るようにする。
効果:気持ちのリフレッシュ 自律神経の交感神経が優位なる。
主に使われている運動:ラジオ体操・ピラティスなどで
腹式呼吸
息を吐く時お腹が凹み、息を吸う時お腹が膨らむ。
効果:リラックス 自律神経の副交感神経が優位になる。
主に使われている運動:ヨガなど
逆腹式呼吸
息を吐いた時お腹が膨らみ、息を吸う時お腹が凹む 通常の腹式よりも腹圧が高くかかり
換気能力や内臓の活性化がアップする。
効果:リラックス 自律神経の副交感神経が優位になる。
主に使われている運動:太極拳・武道など
密息(みっそく)
お腹を張り出した状態のまま、横隔膜を深く上下させる。お腹や胸を膨らましたり、凹ましたりはしない。
効果:新陳代謝促進 自律神経のバランス調整 循環器系や免疫機能・内分泌系の働きアップ
主に使われている運動:日本古来の呼吸法で、今はあまり知られていない
僕がプロアスリート時代だった頃は、知らずに密息という呼吸法を
使っていました。
自転車に乗る時は大腰筋を上手く使いたかったので、わざとお腹を張り出した状態で
お腹の中の内臓や大腰筋を使いやすいように腹腔内を広く使うように行っていました。
呼吸法にはそれぞれ違った効果があるので、試してご自分に合った
呼吸法を見つけて見ると良いかもしれませんね。