一般的には筋肉量が多い人を見ると、力が強いと感じてしまいます。
しかし、現代スポーツ科学では、「筋肉の大きさだけで筋力は測れない」としています。
筋肉の大きさと筋力の関係を調べた、研究報告では、筋肥大による筋力増強への寄与は
50〜60%にとどまると示唆されています。
これには「神経活動」が深く関わっているからです。
筋肉の収縮は、脳の神経から伝わる指令によって起こります。脳科学では神経活動を高めていくことが
筋力アップにつながると示唆しています。
神経活動にアプローチすることで、右手に重量をかけてトレーニングするだけで左手の筋力が
10%増強したという研究報告もされています。
また「自分がトレーニングしている姿をイメージする」だけで筋力は10%ほど増強されます。
筋肉を大きくする方程式と筋力を強くする方程式は異なるということになります。
筋力増強の効果を計りたいのであれば「神経活動の適応」に目を向けてみましょう!