筋トレが筋肉に与える効果は「運動スピード」によって大きく変わります。
目的に合わせた適切なスピードで行えば、効果は更に高まります。
関節を動かす筋肉の収縮には2種類あります。
・求心性収縮(ポジティブ動作)筋肉の長さを短くしながら収縮する
・遠心性収縮(ネガティブ動作)筋肉の長さを伸ばしながら収縮する
これらの一連の動作にかかる時間を合わせたものを運動スピードとしています。
ニューヨーク市立大学で行った、筋肥大の効果との関連研究結果では、
次のような結論を導き出しています。
・8秒以下の運動スピードであれば、速くても遅くても筋肥大の効果に大きな差はない(ファストトレーニング)
・8秒以上だと、筋肥大の効果は低い(スロートレーニング)
少し大雑把にまとめると、
筋肉を大きくしたいのであればファストトレーニング、筋肉を大きくしたくなければスロートレーニングといったことを
意識しながら日々のトレーニングを組み立ててもいいのかもしれません。