皆さん、こんにちは!
BodyStoic名古屋店パーソナルトレーナーの髙橋です。
手の5本の指には役割があるってご存知でしたか?
母指(親指)→物を掴むときに他の指も使って力強く掴みます。
示指(人差し指)→方向を決める。指し示すのに使います。
中指(なか指)→動きの器用さでは示指に劣るが、
隣の指の補助に使う。
薬指(くすり指)→最も不器用で最も動かしにくい指。
しかし、この指の使い方で身体の使い方が変わる。
小指(こ指)→指全体のバランスを取っている。
ストッパーの役割もこなしている。
と、このような役割を持って使われています。
現代社会では薬指、小指をあまり使われていないから器用に
動かせていない。などと言われていますが、不器用で動かしにくいのには
理由があるのです。
それを無理やり使わせようとすると身体に負担がかかり、
故障などに繋がるのです。
ちなみに刀や竹刀、ゴルフのクラブなどを握る時に
小指から握ると力が入るという理由で小指からしっかりと
握らせようとします。体幹、肩甲骨まで連動して強い力が
働くとも言われていますが、この小指の使い方は間違いです。
小指に力を入れて握ると、手首や肘に力みが入り痛みや怪我に
繋がる恐れがあります。
また最も不器用で動かしづらい薬指は、
不器用であるがゆえに指や腕全体の軸となって動きを助けてくれます。
前腕の回内・回外動作の軸は薬指です。決して中指ではありません。
軸がしっかりとした使い方ができることで、身体のバランスも取れて
そこで初めて体幹がしっかりと使えてきます。
軸でない指を使うことで肩が前側に来たり、後ろ側に行き過ぎたり
することで無理な姿勢になり怪我に繋がるのです。
実はこれは足にも言えることで、
足趾から足首、膝、骨盤や腰、体幹といった繋がりもあります。
少し、手や足からの体幹の繋がりを感じとってみて下さい。
これが分かるとしなやかな体幹を使えるようになりますよ。